機能学整体では、疾病などを除いた痛みなどの異常は、体の機能を支え伝えている神経の機能異常が生みだすと考えます。神経系の異常は末梢系の運動神経から筋肉の運動機能へと伝わり、筋肉の機能である緊張と弛緩の異常を生みます。筋肉の緊張異常は、姿勢や関節の動きに影響を与えるので、姿勢や体の動きを見ていくことで、神経の異常を把握できます。
人は無意識のうちに呼吸を変えて体を動かすことがあります。呼吸によって神経機能・筋肉の運動機能を調整しているためで、体が楽に動かせるようにするための機能だと考えます。たとえば球を投げる時には息を止めたり吐いたりして投げますが、吸いながら投げることはあまりしません。無意識のうちに体が機能的に働くよう呼吸を変えているからです。これを機能学整体では、「機能反射」と呼び、この機能反射を利用し神経機能・筋肉の運動機能を調整します。
機能学整体では「症状の出ている部位が原因」とは考えません。神経機能の異常が体の各部位に異常を生んでいると考えるため、痛みが出ている部位だけを見て調整するのではなく、体全体を動かしている神経機能を改善しなければならないと考えるからです。つまり、足に痛みが出ている場合でも、同じ末梢神経系の支配である、筋肉の運動機能に異常が伝われば、足だけでなく、肩や腕、首や腰、頭や背中、また内臓系にまで影響を与えていることになります。
このように神経機能が運動機能の異常を生み、運動機能が作る姿勢などの影響からも内臓機能の低下を生み、各機能が連鎖し影響し合うことを「機能連鎖」と呼びます。
このように機能学整体では体の機能を利用し調整を行います。
